屋根リフォームの種類とメリット、デメリットについて

瓦屋根

毎日、紫外線や雨風に晒され傷みが進んでいる屋根。

建物の中でも、雨漏りに直結しやすい重要な箇所となります。

そのため、定期的にメンテナンスが必要となります。

ここではその屋根リフォームの種類や方法、メリット、デメリットについて解説を行っていきます。

屋根リフォームの種類

屋根のメンテンナンスには、細かな修理から全体的なリフォームまで、さまざまやり方があります。

その中でも、主に行っている屋根リフォームは「屋根修理、屋根塗装、屋根重ね葺き、屋根葺き替え、屋根葺き直し」の5つとなります。

屋根修理

屋根修理とは、その名の通り、不具合が出た箇所を部分的に直す作業です。

屋根はメインの屋根材以外に役物が取り付けられています。

屋根材の割れや剥がれに対して、補修や張替えを行う作業、役物の剥がれや腐食に対して、補修や交換を行う内容となっています。

メリット

部分的に修理が行うため、費用が抑えられる。

デメリット

部分的な工事であるが、仮設足場が必要になることがある。

作業中に他の箇所を傷めてしまうリスクもある。

屋根塗装

屋根塗装は、既存の屋根材に塗膜をコーティングして屋根材の劣化を遅らせる作業となります。

また、汚れた美観を新築時のような状態にするという目的があります。

メリット

塗膜のコーティングだけなので、費用が抑えられる。

デメリット

劣化が進むと、塗装できない場合がある。

耐久性が悪いため、数年で再び塗装が必要となる。

屋根重ね葺き

屋根重ね葺きは、既存の屋根材の上から新しい屋根材を葺いてメンテナンスしていく工事となります。

塗装できない屋根などに必要なリフォーム工事となります。

メリット

既存の屋根を張り替えないため、葺き替えに比べてコストが抑えられる。

デメリット

既存の屋根を剥がさないため、少し屋根が重たくなる。

重ね葺きできる屋根材には限りがある。

雨漏りして傷んだ、下地の補修ができず、そのままとなってしまう。

屋根葺き替え

屋根葺き替えは、既存の屋根材を剥がして、新しい屋根材を葺いていく工事となります。

瓦屋根など、耐震向上目的や、雨漏りした屋根の下地を補修したい場合などに効果的な工事です。

メリット

屋根材を張り替えるので、重ね葺きに比べて重さが軽減できる。

瓦屋根から軽量屋根に変更することで、耐震性が良くなります。

下地のメンテナンスができる。

デメリット

予算が掛かる。

工期がそれなりに掛かってしまう。

解体時に埃が舞うため、近隣への配慮が必要。

屋根葺き直し

屋根葺き直しは、既存屋根を解体して、下地の補修や補強を行った後、また既存の屋根材をもとに戻して仕上げる工事となります。

既存の瓦屋根をそのまま生かして、下地だけメンテナンスをしたい場合に行います。

メリット

既存瓦をそのまま生かすので、費用が抑えられます。

美観をそのまま生かせます。

デメリット

瓦屋根限定の工事となります。

まとめ

屋根のメンテナンス方法は、さまざまな方法があります。

メリット、デメリットを比較して、目的別に施工方法を検討していきましょう。