現在、自宅で防音工事を視野に入れている方は大勢いると思います。
しかし自宅で防音工事を行う場合、大体いくらくらい掛かるのだろうと不安や疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで、防音工事の費用がどれくらい掛かるのかを詳しく解説します。
防音工事の目的
防音工事を行うにしても、何をどこまで防ぎたいのかによって費用が変わります。
例えば、外からの騒音を防ぎたい、生活音をシャットダウンしたい、楽器を演奏したいといった内容です。
この目的によって施工する防音工事の内容も変わってきます。
外からの騒音を防ぎたい
最近では在宅勤務を行う人も増え、仕事を静かに行いたいのに外からの騒音で集中できないといった事例をよく聞きます。
この場合、窓や壁を防音工事するのが有効です。
基本的に外からの騒音が室内に入る原因は、窓が薄く音が通り抜ける、壁に設置されたエアコンの配管穴や換気口などの隙間から音が通り抜けてしまうのが原因として挙げる事ができます。
一般的に窓の防音工事の場合、二重窓や防音ガラスに交換する方法を取りますが、相場として5～10万円程度の費用が掛かります。
また壁の防音工事に関しては換気口を防音仕様に取り替える必要があり、相場として2～5万円程度です。
生活音をシャットダウンしたい
子供がいる家庭や赤ちゃんがいる場合は生活音が多く、どうしても周囲への配慮が必須となります。
このような時は、壁や床を防音工事するのが有効です。
部屋から生活音が聞こえる大きな理由は、床や壁が薄い事が原因として挙げる事ができます。
一般的に床に対しての防音工事は音を吸収、遮断する防音フローリングへの張り替えがおすすめです。
こちらの相場は、規模にもよりますが10～25万円位です。
また他にも床材の下に遮音材を入れる方法もありますが、こちらはリフォームに近い大掛かりな方法となり、相場は30～80万円は見る必要があります。
そして壁の防音工事には、壁の内側に防音材をいれる方法があり、相場として20～25万円程度掛かります。
楽器を演奏したい
自宅でピアノ、ギター、歌練習を考えている方もいるでしょう。
一般的に楽器演奏は、部屋の中から響く音の中で最大級の騒音に分類されています。
そのため、防音室を設置するのが有効となります。
ただし防音室を設置する場合、元々ある部屋を防音室にリフォームする方法、防音室を別に設置する方法の2択がとられるのが一般的です。
部屋を防音室としてリフォームする方法は規模にもよりますが、相場として230～400万円程度掛かります。
また防音室を別で設置する場合は、設置場所が必要ですが50～250万円程度となります。
まとめ
防音工事を行う場合、何を防ぎたいのかの目的を明確にする必要があります。
これは、目的によって費用が大きく変わるためです。
防音工事は、簡単にできる物から大掛かりなリフォームが必要な方法まで多岐に渡ります。
そのため、防音工事を行う際は業者へしっかり相談し、納得できる防音工事をしてもらいましょう。